手足 つるの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
「最近よく手足がつる」とのご相談でした。
お話をお聞きすると、「なんとなく、いつも手足の筋が突っ張っている感じ」がしているそうで、「何かの拍子にすぐつってしまう」と悩んでおられました。
ご相談を受けて、筋(筋肉)を養うために、「肝」を補う漢方を飲んで頂きました。
75歳の女性の方
最初は、朝晩一丸ずつ、5日間だけ漢方を服用して頂きました。5日後にご来店された際に調子をお聞きすると、「たまに手足がつる事はあるが、筋の突っ張った感じがだいぶ治まってきた」との事。同じ漢方をさらに10日間、1日1丸だけ飲み続けて頂きました。
すると、飲み終わった頃にご来店され、「あれから手足がつる事がほとんど無くなり、突っ張った感じもしなくなった!」とご報告して頂きました。
漢方(中医学)では、筋肉や腱などは「肝」と密接に関係していると考えます。
筋肉に栄養を与えるのは血液ですが、この血液を蓄えたり、身体の各部位に送り込む量を調節しているのが「肝」と考えます。
この「肝」が弱ってしまうと、充分な血液を蓄えられなくなったり、血液の供給が上手く行かなくなってしまい、「手足のつり」や「震え」等の症状が出る事があります。
この方の場合も、どうしても年齢的な事もあり、肝の弱りが出てきていたのだと思います。「手足のつり」や「震え」に対しては、漢方で良い結果が出る事が多くあります。症状を改善したり未然に防ぐために、上手に漢方を利用してみて下さい。
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